story あの会社「ならでは」のストーリー

株式会社カチタス Vol.04
最優秀新人賞を受賞した出雲店の吉川さん

担当者は、仕入れ、リフォーム企画、販売まで一気通貫で全部一人が行います。その過程にある権利関係のクリアなども含めすべてを手掛けます。当然、全工程のどの段階においても無責任な判断はできず、言い訳できない。自分が売れると思って仕入れたんだから、こうしたほうがいいと思ってリフォームしたのだから、販売にも力が入ります。もし売れなかったとしたら、なぜ売れなかったのか、反省が次に活きるサイクルも生まれます。そして販売に力が入るだけでなく、仕入れも変わってきます。リフォームや販売に苦労するような物件の買取りには慎重になるのです。そしてすべてを手掛けることは大変なことばかりではなく、そこに面白みを感じている人材がカチタスには非常に多く存在しているといいます。

「自分が仕入れたものを自分でデザインして、実際買っていただくお客様がこのデザインいいねって言われることって、なかなか他の職業でないですかね。唯一あるとすると、レストランで自分が仕入れもやっていて、調理もして、オーナーシェフなんかはそれにちょっと近い感覚かな、なんて話はするんです」
(大江室長)

ある意味自分の育てた住宅が、自分の考えた戦略通りに売れた時の喜びは、また格別。ましてリフォームの企画にも自分のセンスが活かされ、それをお客様から評価されればなおさらです。そういう意味でも非常に創造性の高い仕事であると言えます。

空き家をなくすのが使命だと声高に言わなくていい
最優秀店舗賞を受賞した米沢店の皆さん

カチタスの全国の人材配置のカギはエリアマネージャー(課長) となります。1人のエリアマネージャーが3~ 8店舗を管轄し、エリアの市場動向を常に把握。地元出身が大半の店長と二人三脚で仕入れ~販売の是非を判断しています。そして担当者も新卒含めやはり地元出身の比率が高く、その土地に愛着があるので自分の県が凋落していくのは寂しい、出身地に貢献したいと自然に思っています。カチタスが買わなければきっと更地になってしまう中古住宅を、カチタスであればなんとかできる。そして地元のパートナー工務店に依頼すると、工務店も喜んでくれる。買われる方も当然そこに住む地元となる方で、この金額で自分も家が手に入るんだということで、非常に喜んでくれる。そういった喜びの連鎖が地元に自発的にあるので、カチタスが空き家をなくすのだ、それがカチタスの使命なのだと、ことさら声高に言わなくてもあたりまえにそこに貢献を感じ取ってやっている。カチタスの中には社会価値創出と経済価値創出のトレードオンがあたりまえのように地元に密着して存在しているところが、J-CSVの原動力になっていると感じました。

日本で一番、
人々の暮らしを
豊かにする会社になろう

2018年7月、品川のホールでカチタスの全従業員が集結しました。そこで社長から「日本で一番家を作って売る会社になろう」「とにかく暮らしを、よい暮らしを日本で一番たくさん提供する会社になろう」とお話があったそうです。カチタスのビジョンは「この街に、一つでも多くの喜びを。」であり、お客様に提供しているのは単なるハコとしての家ではなく、豊かな暮らし。つまりカチタスの住宅が売れた数だけ、日本に豊かな暮らしが増えることになる。という考えからこの将来の目標が生まれたのだといいます。「日本一」の一つの目標として年間5万戸。年間5万戸が、10年で50万戸。潜在的な需要は約140万世帯。まだまだ足りないと、志高く社長は良くおっしゃっているそうです。

「もっとリフォームのスキルも磨いて、今まで仕入れられなかったものでも、みんなの知識が豊富になれば、これでも仕入れて売れるぞ、と。とにかく日本で一番空き家を買って、人々の住まいを豊かにするのが、目標です」

J-naradewaが考察する
カチタスの価値創造プロセス図

【編集後記】

インタビューで非常に印象的だったのは、大江室長が明るく楽しく事業のことをお話しいただいていたことです。お話の中にも従業員の方たちが「面倒くさいことを楽しんでいる」様子が随所にうかがえました。面倒くさいことを創意工夫で楽しんでやり遂げる。そういうことが企業文化にしっかり根付いているんだなとワクワクしました。

カチタス「ならでは」のストーリーは今回で終わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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